その悩みつみたてNISAで解決できます。
結論からいうと
つみたてNISAで毎月3万3000円を平均リターン5%のインデックスファンドで25年間運用することで約2000万円貯めることができます。(下表参照)
(クリックで拡大)参照:楽天証券シュミレーション
さらに4%ルールで取り崩すと2000万円を目減りすることなく毎年80万円を得ることができます。
老後なら年80万円の取り崩しと退職金、年金を組み合わせれば生きていくことは余裕だと思います。
もしあなたが35歳付近であれば60歳までに間に合いますし、20歳であれば45歳からの早期リタイアも目指すこともできます。
この話について以下の章から詳しく説明していくので興味がある方はぜひ参考にしてください。
ザックリ老後2000万問題とは
これについて調べて見ました。
興味のない方は目次から下の章に飛んでも大丈夫ですが知っておいて損はないと思います。
金融庁の報告書によると老後2000万円は以下の前提のもと算出されているそうです。
夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職である。
30年後(夫95歳、妻90歳)まで夫婦ともに健在である。
毎月5.5万円生活費を出費する。
※毎月5.5万円は総務省「家計調査」(2017年)における高齢夫婦無職世帯の平均。
これをもとに計算すると、以下のように老後30年間で約2000万円不足することになります。
月5.5万円 × 12か月 × 30年 = 1980万円
この1980万をまるめて2000万円足りないということです。
ただ、そもそも65歳から年金を貰えますよね?
自営業や専業主婦など(国民年金のみ)・・・・・約5.6万円/月
会社員や公務員など(国民年金+厚生年金)・・・約14.5万円/月
会社員や公務員勤めであれば月14万貰えるので余裕で暮らしていけそうです。
自営業でも国が出した平均生活費5.5万円とほぼ同額の5.6万円貰えるのでなんとか暮らしてはいけそうです。
また、貯金や退職金、65歳でも働けることを加味すると全然足りなくないと思います。
これといった明確な答えはないけど『年金が崩壊するという勘違いが起こっただけ』だと思われます。
この2000万問題は国が行っている「つみたてNISA」を促進させようと作られたデータが誤報道されたものではないかな?と個人的に推測しています。
少子高齢化社会の影響で年金の受け取りは70歳までに伸びる可能性が非常に高いです。最悪はさらに伸びる可能性もあります。
政府は「70歳まで働きたくない!」という人のために、つみたてNISAで『じぶん年金』を確保して欲しいのではないかと思っています。
ですから、やはり老後2000万の資産形成については考えるべきだと私は思います。
あなたはいつ会社を辞めたいですか?
つみたてNISAの制度を知ろう
運用期間20年で40万円までの金融商品(株・投資信託)にかかる税金がゼロ円になる政府公認の制度
ざっくり言うと『投資の利益に税金がかからないお得な制度』
老後2000万円問題もあるし、つみたてNISAでじぶん年金を始めることは良い選択だと思います。
つみたてNISAを上手く活用すれば45歳からでも早期リタイアを狙うことができるので仕事したくない!という人(セミリタイア)にもおすすめできます。
つみたてNISAのメリットとは
それではつみたてNISAメリットについてわかりやすく解説していきます。
投資で利益を得た場合は運用益・分配金に対して20.315%の税金がかかってしまうけど20年間は税金がかかりません。本来差し引かれる税金分も投資に回すことができますので投資効率がバツグン。
つみたてNISAは年40万までなら税金がかからないので確定申告がいりません。時間がない人や無駄な作業をしたくない人におすすめ。
確定申告を出さない限り会社に認識されないので会社バレしません。投資は副業にあたらないみたいですが、なんとなく不安が残る人におすすめ。
積立型は自分で買いの判断を見極めなくてもよいのでストレスがない。初回に1回設定をすると毎月口座から自動引き落としてくれるので後は放置するだけ。
毎月の定額購入なので価格が高いときに一気に購入してしまう高値づかみを防止することができきます。積立型の投資はドルコスト平均法に基づいているので長期的にみると損をしません。初心者でも安心できます。
ドル・コスト平均法とは、金融商品を一度に購入するのではなく、一定額ずつ分けて購入することで、相場の平均を狙う方法。
つみたてNISAでよくある勘違いが「途中でお金を引き落とすこと(売却)ができない」ですが、これは『確定拠出年金iDeCo』とごっちゃになってると思われます。つみたてNISAで買った投資商品は途中で売却して現金として引き落とすことができます。どうしても急にお金が必要になったら崩すことが可能です。
つみたてNISAの抑えておきたいポイント
つみたてNISAはNISAを買うのではなく、つみたてNISAの口座を作り、その中で投資信託を買うことになります。
つみたてNISAでは金融庁が厳選した投資商品(投資信託)しか買うことができません。
投資商品が厳選されているところをデメリットと思う方もいますが、金融庁が詐欺まがいの投資商品を取り除いてくれると考えるとメリットでもあると思います。
では、投資信託について次の章で説明します。
つみたてNISAでインデックス投資しよう
投資家から集めたお金を大きな資金にまとめプロが変わりに資産運用をする商品。
インデックス投資とは、株価指数などの値動きと連動した投資信託を購入して運用成果を目指す投資スタイル。
投資信託について深く考える必要はなく『投資信託=インデックス投資』と結び付けて覚えておきましょう。
インデックス投資は個別の株に投資するのではなく、日経平均、東証株価指数、NYダウ、S&P500に投資するというイメージ。
(S&P500はアメリカ版の東証株価指数)
そのインデックス投資の中でも一番人気があるのはS&P500に連動している
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』になります。
SBI証券では『SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』
インデックス投資はこれだけを選べば問題ないです。
そのとおりです。逆に日本株のインデックス投資はやめて下さい。
なぜなら日本株である日経平均、東証株価指数は約30年間低迷しています。
それに比べてアメリカ株のNYダウ、S&P500は安定して上がり続けています。
年利5%のリターンを安定させたいなら上がり続けているアメリカ株を選びましょう。
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』に投資するメリットは以下のとおりです。
- 米国市場の約80%をカバーする米国の大型株に投資できる
- 米国の主要大型株に「銘柄分散」できる
- 信託報酬率(年率、税込)は、0.0968%と格段に安い
- 少額から買える(最低金額100円)
- 日本円で投資できる
- 日本のSBI証券、楽天証券で購入できる
S&P500は日本にいても円で簡単に買えるし、手数料も気にならないぐらいしか掛からない。
それでいてこの投資商品1つでアメリカ株の大型株に分散投資できてしまうお手軽さ。これがインデックス投資の良いところだね。
さらにアメリカ株は今後も人口ボーナスを見込めるので長期投資に持ってこいです
人口が増えいていく国は経済成長という恩恵を期待できるということ。
経済成長が見込みる国は株価の値上がりも期待できます。
また、アメリカは人口(若い世代)が増え続けており、一緒にGDPと株価も伸び続けてます。
このことから人口とGDPそして株価がリンクしていると言えます。
今は高齢化社会となってしまいましたが、日本も人口がピークの時は高度経済成長を迎えてました。
国の未来は人口で決まるという話はあります。日本危うし・・・。
人口ボーナスが見込めるアメリカ株は今後も株価が上がることが予想できますのでS&P500を積立投資(ドルコスト平均法)で運用すれば平均リターン5%を狙うことができます。
投資の神様ウォーレンバフェットもS&P500のインデックス投資を推奨しているのも有名なお話です。
ここまでで『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は良い商品だとわかっていただけたら幸いです。
最後に投資は自己責任であることを忘れずにお願いします。自分でしっかりと理解してから購入しましょう。
では、ここから貯まった後の出口戦略4%取り崩しルールについて説明していきます。
4%の取り崩しルールとは
インデックス投資(積立)を運用しながら4%ルールで取り崩すことで資産を長持ちさせるこができる出口戦力。
重要なのは引退時の資産×4%を定額で取り崩すこと。
仮に引退時に運用資産2000万円があったとすると4%で80万を毎年取り崩せることになります。
定額なのでこの80万という額をしっかり守りましょう。
2000万円から80万を定額で取り崩すと残るのは1920万になります。
この1920万円をリターン5%で運用すると96万円が補填されます。
すると次の年には2016万円があることになります。
次の年はこの2016万円からまた80万円取り崩していきます。
そうです。この方法を使えば減るどころか増えることもあります。
ただ、インデックス投資は毎年必ず5%増えるというものではなく年ごとに上下するので過度な妄信をして4%以上を取り崩したりするのはNGです。
アメリカのトリニティ大学の教授が出した研究結果だと株式50%:債券50%のポートフォリオにして取り崩し率を年4%に設定すると30年後に資産が残っている確率は96%というデータもあります。(暴落、弱気相場も含む)
※米国株インデックスファンドの運用が前提となっているデータです。
ですのでインデックスファンドを運用しながらこの4%ルールに従って取り崩すと資産を長持ちさせることができます。
これで老後2000万円問題はクリアですね。
まとめ:将来を考えてつみたてNISAを始めてみよう
老後のことはつみたてNISAと4%ルールを併用すれば問題なさそうです。
将来の不安は全てつみたてNISAに任せて今をしっかりと生きましょう。
また、お金に余裕がある方ならつみたてNISAを運用しながら高配当株の運用もおすすめします。
2000万よりさらに資産を増やすことができると思います。
それを4%ルールで取り崩せば65歳と言わず40歳からでも仕事をしなくてもよい環境を作ることができます。この考え方は『FIRE』といって今注目を浴びています。(今度記事を書かせていただきます。)
つみたてNISAを始め資産運用は自分のこれからの生き方に『選択肢』を作ることができます。
「会社を辞めたい」「好きなことをして生きていきたい」「起業してみたい」「老後を楽しみたい」など
自分が思い描いた生き方を叶えることができます。
30代、40代、50代でも人生100年時代を迎えるにあたって全然遅くありません。資産運用を始めるにはとにかく早い方が有利です。
将来のことを考えてまずは『つみたてNISA』から1歩踏み出して見ませんか?
今回は以上になります。ここまで読んでくださりありがとうございました。